さまざまな方の相談にのってきて一番うれしいのは、相談者の方から「生きる勇気がわいてきた」「気持ちが前向きになった」「体も心もよくなってきた」という言葉を聞いたときです。因縁を断ち、未来に向かって新しい一歩を踏み出してくださることが、私にとって何よりも喜びを感じる瞬間です。以下の言葉は、私が相談者の方々によく話すことの一部です。ホームページを見た方にも、何かのヒントになればと思い、掲載させていただきます。
しあわせになるために強くなる
現代は先行きが不透明な、大変な時代です。多くの方々が人生に悩み、傷つき、絶望しています。そんな中に拠りどころになるのは親でもなければ、先生でも上司でもない。ほかならぬ自分しかありません。自分自身が強くなり、精神力を高めていくしか、しあわせになる方法はないと言っても過言ではないでしょう。
不幸の原因である因縁を断てば、しあわせになるのでしょうか? それだけでは不十分です。本当の自分自身の人生を切り開いていく力を持たなければ、また新しい悩みに引き込まれてしまう結果になるでしょう。「しあわせになる」ということは、すなわち「強くなること」。この言葉をどうか心の片すみにとどめていただければと思います。
自分自身のしあわせを考えて
何ごとも予定通りに行かないのが人生です。
昔は「適齢期」や「年相応」という言葉がありましたが、現代は「○歳だから、こうしなければいけない」といった、周囲に合わせたような先入観は取り除くべき時代だと思います(ただし出産や健康問題など、健康状態に合わせた生活設計は、ある程度準備が必要ですが……)。「もう30歳なんだから結婚しなきゃ」とか「50歳にもなって新しいことを始めるなんて」とあきらめることはしたくないですね。大切なのは、年齢や慣例ではなく、あなた自身が「どう生きたいか」ということ。心だけは常に、のびのびと自由であるべきだと思います。
自分への執着を断ち切る
「自分はこれからどうすればいいんだろう」「自分の将来はどうなるんだろう」。誰もがみな考えることだと思います。けれど考えの中心が常に「自分」だと、悩みというものは決して解決することがないのです。自分に執着すれば執着するほど、悩みや苦しみは次々と生まれてくるもの。それよりも「自分はまわりの人に何をしてあげられるだろう」「私は世の中の役に立っているだろうか」……そんな風に考えを切り換え、広げていくことが、実は苦しみを乗り越えるひとつの手がかりとなるのです。
人は何も持たないで生まれてきました。その何も持たない自然な状態、原点に戻ることを常に意識してみてください。ご自身に対して自然になれれば、まわりにもまた自然に接することができるようになっていく。そうするうちに少しずつ、悩みも解消していくかもしれません。
女性は産みだす性
私のもとにもたくさんの女性の方がご相談にみえますが、なんと女性にとって困難な時代でしょうか。さまざまな苦しみに悩む姿を見て、私自身も胸を痛めることが多い日々です。
けれど、もともと女性は「産みだす性」。現実に出産するかしないかは別として、ふくよかさや豊かさ、やさしさを産みだせるのは、女性ならではのパワーなのです。そして本来、女性は男性よりも、ずっと強い生き物です。その強さと、自分の中の「育てる力」を意識してみてください。
子どもや外で働く男性は、常に強いストレスにさらされています。彼らを守り、励まし、時に叱咤する。家庭の中心は常に女性です。女性である自分には、その豊かな力があるのだと信じてみてください。